長文読解で使える語彙を増やす
かなり長い、長文読解問題になると、気持ちが萎える。
読む前から諦めてしまう。
特に、資格試験や、入試問題の固い内容の長文になると、そんな風に感じられる方も多いのではないでしょうか。(*´ω`*)
長文読解における基本として、「まずは単語力をつけること」というのはよく言われることです。文法が多少分からなくても、単語さえ何とかなれば、内容がとれる、ということです。
がしかし。
ここで問題となってくるのは、「では、その単語力をどのようにして身につけるのか」ということです。
単語単体で覚えていくのは、なかなか定着しづらく、覚えづらいので、単語が含まれる文とともに、覚えていく、そして問題の数をこなす、ことはまず言われることですが、さらにプラスアルファでできることは、どんなことだろうと考えてみました。
長文読解で出てくる単語はある程度カテゴリー化できる
長文のテーマになり得るものはある程度決まっている、ということです。
英検や入試問題を想定して考えると、テーマとしてよく選ばれるものとして、
① 環境問題
② 科学・テクノロジー系
③ 海外生活、文化
④ 歴史、習慣、伝統
⑤ 生活に関連した事柄 料理、ペット等
…が挙げられると思います。細かく分けすぎるとキリがないので、5つ挙げました。それでも、この5つのテーマに関連した単語を覚えることで、ある程度の長文で出てくる単語は網羅できることでしょう。
カテゴリーに沿って思いつく言葉を思いつく限り挙げてみる
最初は、日本語で、例えば上記①なら、環境問題に関連するワードを出来る限り書き出していきます。(例えば、地球温暖化、大気汚染、酸性雨、等)
なぜまず日本語でか、というと、往々にして人というのは母語の語彙力を超えることはなかなかできません。
それでまず母語で単語を書き出すことによって、自分の思考力や語彙力がどのぐらいなのかを知ることができます。母語の語彙がそもそも少ないと、第二外国語の語彙を増やすことは難しいのではと思います。
書き出した言葉を英語に訳してみる
日本語から英語に訳す、という作業をすることで、改めて日本語の語彙と英語の語彙の差がどこまで開いているか、あるいは縮まっているかということを確認することもできます。また、訳す、ということで単に単語を覚える、という作業から考える、という工程が加わり、学んだ内容の定着にもつながります。
考えても出て来ない、分からなかった言葉は辞書等で調べます。さらに、特に覚えにくいものについては、辞書で載っている例文や、「(覚えたい単語)・例文」と検索すれば、例文が出てくるので、そうした例文ごと覚えます。
カテゴリーごとに分けているので、脈絡のない単語単体をひたすら覚えるよりは効率が良く、覚えやすいと言えます。それに加えて、従来の対策用の単語帳を使用するのも良いと思います。
役立つのは長文読解だけではない
一見すると、時間のかかる面倒くさい方法ですが、この方法は読解力を上げるだけではなく、ライティングにも役立ちます。
ライティングと共通しているのは、「ゼロから生み出す」ということです。与えられている何かを単に訳す、ということだけでなく、何もないところからキーワードを考えたり、文を組み立てるという力が求められているからです。
そしてライティングに役立つということは、スピーキングにも役立つと言えます。自分の考えや意見を述べたり、物事を説明したりする力にもつながるからです。
そう考えると良いことがいっぱいですね。(^^♪
次回の、資格試験や模試等に向けて一度試してみるのはいかがでしょうか。
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