子ども部屋で見る今と昔

子ども部屋で見る今と昔

自分が子どもだった時の子ども部屋

友達の家に遊びに行った時の子ども部屋

年月が経ち、親となって自分の子どものためにに用意した子ども部屋…

果たしていくつの子ども部屋が思い浮かぶでしょうか。ニトリやイケアなどに行くと「モデルルーム」というような形で子ども部屋のサンプルのようなものを目にする機会もあるでしょうが、現役の子ども部屋何パターンも目にする機会、それはそう多くないかもしれません。

私自身は、10代の頃も含めると10年以上は家庭教師という仕事をしており、色々なご家庭のリビングや子ども部屋に出入りすることが、比較的多いように感じます。その中で、今回は私がふと感じたことをまとめてみました。(*´ω`)

勉強中のおっと~

子ども部屋いろいろ

あまり詳細を語ると個人情報の問題もあると思うのでざっくりいろいろな子ども部屋を振り返ります。

これまで思い返してみると、本当に多種多様でした。

子ども部屋ならぬ子ども御殿のような、子どものための家を所有していたご家族。

敷地内に勉強部屋はあったものの、いわゆる「離れ」と呼ばれる子ども部屋。

集合住宅タイプで、他の兄弟たちとの相部屋タイプの子ども部屋。

自宅近くの事務所の一角に作られた子どもの勉強スペース。

リビングの横に勉強机が置かれているパターンの子ども勉強スペース。

そう思うとお部屋はまさしく十人十色で、子ども自身も、いつでも「つけま」ばっちり!のギャルの子やフィギュアが所狭しと並んだオタクの子、不登校ぎみで部屋に入ると布団の中からこんにちはの時がある子ども、アイドルのポスターやうちわがあらゆるところに飾ってある子…など、本当に個性豊かでした。

私は、初めて担当する子の子ども部屋に入った時、部屋を見ながら、その子の好きなことや、楽しいと感じるのはどんな時なのかな、と考えることが多かったように思います。子どもにとっては自分の部屋での初授業。しかも自分の部屋という「プライベートな場所」にいきなり初対面の大人。緊張というより恐怖かな、と思います。緊張をほぐすためにその子の好きそうな話題をまずこちらから積極的に話すよう意識していた時期もありました。

それでも。

ふと思ったのです。ここ最近の子ども部屋が10年前の子ども部屋に比べて変わったなぁと。 (;´・ω・)

何が好きなのか分からない

苦笑。そう、個性がはっきりしている子ども部屋が減ったなぁと。

自分自身がリアルな子供だった頃、高校生くらいまでの、自分自身子ども部屋を振り返ってみると、出窓に自分のお気に入りのぬいぐるみや、観葉植物を飾ってみたり、今年はどんなカレンダーを飾ろうかな、とか時代を感じますがMDコンポを置いてその横にお気に入りのMDやCDをジャケットが見える仕方で飾ってみたり、、、

そう言えば、何年も前、子どもから「どんな風に模様替えしたら、もっとおしゃれで大人な感じの部屋になるかなぁ。」と相談されたり、なんてこともありました。

要するに自分のプライベート空間をできるだけ居心地の良いものにしたいのです。

が、しかし、です。

今の子どもに何かを「飾る」という意識はあまりない

もちろん、何かを飾るのが好きな子どももいるので、一概には言えませんが。

時代の流れとともに、目に見える物を所有する、ということから物理的なものではない電子データ化の影響をもう、肌で感じているような感覚です。

レトロブーム、という言葉も最近は耳にしますが、それでも、写真をわざわざ現像して飾っているご家庭が減ったなぁと感じます。

そして昔に比べて子ども部屋がとてもシンプルです。もしくは逆に本や荷物が無造作に、乱雑に積まれている、というどちらかが多いと感じます。

つまりどういうことかと言うと、子ども自身があまり物理的なものに執着していない、ということなんだと思います。

子どもの勉強部屋そのものがない

そんな子どもも増えたように思います。家族や兄弟と共同の寝室、衣類をしまっている部屋はあっても、勉強や、家にいる時間の大半をリビングで過ごす、という生活スタイルを取っている子どもたちです。学年が上がるにつれて自分の部屋を持つようになる子も多いですが、その年齢が徐々に上がっているように思います。

また、これもまた今の時代の傾向かもしれませんが、子ども部屋はあっても、家庭教師など、他人を家に入れるときには、客室やピアノなどの楽器も置いてある「習い事の部屋」に通されるパターンもあります。 リビングなどの居住空間に他人を入れたくない、という意図を感じます。

子どもたち自身は息苦しくないのか

どうしても住宅事情のために個室を与えられないご家庭があるのは事実ですが、個室を持たない子どもたちを見て私はそう感じてしまうことがありました。

プライベート空間はスマホの中にある

結論はこういうことだと思います。リビングにいようが、どこにいようが自分の「お気に入り」や「好きなこと」はスマホの中にあるのです。ラインなどの人間関係がストレスになる可能性もありますが、それと同時にほっとした時間を与えてくれるものになっているのかもしれないですね。

むやみに他人に見せるものでも、気軽に友達に貸し借りするようなものではない、というのも一つ大きく貢献しているのかもしれません。

ただ、そこで問題となるのは。

やっぱり子どもの好きなものが分からない。 (泣)

親にとっての課題でもあるかもしれませんが、子どもの奥にある考えや感情を知るのに、昔に比べれるとよりいっそう努力が求められる時代かもしれません。

じっくりと子どもと向き合う時間の大切さをよりいっそう感じさせられた今日この頃です。