子どもや後輩との信頼関係を築くために大切にしていること
「その日初めて会った子どもと2人きりで2時間過ごす」
人によってはあまり遭遇しない場面かもしれませんし、戸惑ってしまうようなシチュエーションかもしれません。
がしかし。今でも現役でプロ家庭教師として仕事をしている私にとって、このような場面はよくあることなのです。(*´ω`*)
接する相手も小学校低学年から、高校生とかなり年齢にも幅があります。性格も様々ですし、親以外の大人と接することに、かなり緊張してしまっている子どももいます。それも家庭教師なので、突然自宅に、しかも自分の部屋で知らない大人と2人きり。子ども目線で考えるとそれは恐怖でしかありません。(´・ω・)
もちろん、勉強を教える、という目的で行くわけですが、緊張をほぐしたり、こちらが話すことに耳を傾けてもらったり、自分の意見や考えを話してもらったりするためにはいち早く子どもとの信頼関係を築くことが大切です。
そして信頼関係を築く、ということは職種に関わらず、円滑に仕事を進めていくうえでも基本、と言えます。
仕事に加えて、子育てにおいても応用できることだな、と感じたので参考までにご紹介できたらと思います。
共感 +α(プラスアルファ)
よく、スムーズな人間関係において大切なことは共感だと言います。
でも、「共感」という言葉を聞いた時に、具体的にどのようなことをするイメージを持たれるでしょうか?
そうだよね
分かるよ
大変だったね、と相槌を打つ。そんなイメージを持たれるかもしれません。相槌の打ち方によっては、少しやっつけ仕事のような、まるで聞き流されているように感じてしまうかもしれません。
そして、そもそも「共感」を生むためには、相手に自分の考えを話してもらう必要があります。そこがまさに大きな壁であり、信頼関係がないと自分の思っていることを話してもらうことができません。
そこで相手を知るための一歩としては、上手に質問をする、ということが求められるように思います。
そう、単に質問するのではなく、「上手に」質問する、つまり相手が答えやすいように質問をすることは大切です。
そのためには、漠然とした質問というよりも、ある程度質問に対する答えの幅を狭めることが必要です。例えば、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をすることもそうですが、
単に「どんなふうに思った?」「どう感じた?」と聞くのではなく、少し相手の気持ちを代弁する感じで、できるだけ具体的に「○○な風に感じた?」「それは少しショックを受けたよね?」みたいな質問をしてから、相手の答えに応じて「それは何で?」とさらに質問することができます。1つの質問で全てを知ろうとするよりは、短いラリーを繰り返すことで、短い時間でも濃い会話をすることができた、自分の気持ちを分かってもらえた、と感じてもらえる可能性は上がるものと思われます。
やる気を起こさせるために
勉強にしても、仕事にしても、相手をやる気にさせることは課題です。
ついつい
「頑張れ、もっと頑張れ」
と言ってしまいます。
確かに、精神的な病を抱えている人に、がんばれ、と言ってはいけない、というのはよく聞く話ですが、そうではなくても、シンプルに頑張れと言われて頑張れる人が果たしてどれだけいるでしょうか。
大抵は、すでに頑張っている。もっと頑張れるんだったらとっくに頑張っている。そんな反応になってしまうのが自然なのではないでしょうか。
やる気を起こさせる=励まし
と考えてしまいがちですが、そうではない、ということが分かります。
必要なのは、励まし、ではなく慰め、つまり癒しです。
また頑張ろう、と思えるエネルギーとなるのは、慰められた、癒された、という実感ではないかと思うのです。
癒される動物の動画を見たり、音楽を聴いたりすることと通じるものがあるのではないかと思います。共通するのは頑張り続けるためのエネルギーを得る、ということです。
相手を慰めたり、癒したりする一つの方法は、相手が既にしていること、できていることに目を留め、褒めることです。自分にしてくれたことに対する感謝の気持ちを述べることもできます。
子どもがやる気を出してくれない、仕事を一緒にしている人が全然やる気がなくて仕事をしてくれない。
そんなことがあると、こちらまでイライラしてしまって、つい非産出的な応対をしてしまいますが、こちらが深呼吸をして、1度落ち着いて、優しい言葉をかけてみることも、お互いのために良いかもしれません。(*´ω`*)
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