英語力を維持するためには?英語の先生に聞いてみた時の話
「英語がしゃべれなくなっている!」 「英語が出て来ない!」 「英語を忘れるのが怖い!!」
帰国子女の最大の悩み... それはいかにして英語力をキープしていくこと、いわゆる劣化しないためにどうすれば良いかということではないだろうかと思います。
ということで(#^^#)
今回は私が日本に帰国する前にアメリカの先生に聞いた質問↓↓
“How can I keep up(AND brush up) my English?”
に対して、アメリカ人の学校の先生が何と答えたのかをご紹介したいと思います。
結論:ジャンルは問わない! 本を読め!
...少しがっかりするようなお答えかもしれませんが、言われたのはこのことのみ(*´ω`*) 語彙力を維持・増やすためにも自分の興味のあるジャンルでかまわないからとにかく本を読め。ということでした。
語彙力を維持するだけでなく、英語の本を読むことで海外の習慣や文化、あるいは考え方みたいなものを吸収できるので、理にかなってはいます。
なので、できる限り、元が日本語の本が英語に訳された、というものではなく、原語で、いわゆる洋書を読むことは大切なんだと感じます。
と、身もふたもない話になってしまいますが。読書の意義を考えさせられるエピソードをここで一つ。
小学校2、3年の時の読書の時間。
アメリカの小学校での2、3年生に行われていた読書の時間でのことです。
「読書の時間」と聞くとその時間にクラスメートと学校図書館に行き、本を借りて思い思いに読む。 そんなイメージを持たれるかもしれません。
しかしここもアメリカの教育で良くある自主性。
週に1回、読書の時間があったのですが、その時間はクラスメートが順番に担任の先生の机の横に行き、先生とその週自分が読んだ本についてお話するというもの。
つまり、先生に向けて、自分が読んだ本のプレゼンをする、ということです。
何冊読んでも構いません。求められるのはその本について読んだこともない人にも分かりやすく本の内容について説明すること。そして読みたい、と思わせるその本の魅力、自分が考えたことや学んだことについて話すことです。
先生の机のすぐそばにはクラスの名簿が置いてあって、生徒の話を聞きながら、何やら成績をつけられている形跡が・・・((+_+))
当然読解力というのにはそれぞれの能力の差というのもあるので、読んだふりをしてごまかしていないか、相手に本の内容を説明しようという熱心さがあるか、これまでと比較して読んでいる総ページ数はどうか、というのが重視されていたように思います。
私は個人的にこの経験を通して読解力と共にコミュニケーション能力が上がったように思います。
読んだことを説明できるほど、自分は読んだ内容を理解しているだろうか?
自分がその本を通して学んだこと・考えさせられたことがあるだろうか?
漫然とただ読書するのではなく、そのような目的意識を持って読むことが、知識の定着、語彙力につながっていくのでは、と考えさせられました(*´ω`*)
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