国語力向上のためには本を読め!...というけれど。読書の価値とは?
一般的に、英語力の向上のみならず、国語力の向上にも読書は大切だ、と言われます。 さらに、その人の語彙力というのは幼い頃にどれだけ本を読み聞かせられたかにも大きく依存する、とも言います。
ただ、国語力や語彙というのは、本人の努力とは必ずしも比例しない、後天的に伸ばすのが難しい分野と言われるのも事実...
では、読書するのはなぜ大切なのでしょうか? そんなことについて考えたいと思います(*´ω`*)
「相手の意図を読む力を養う」
いわゆるコミュニケーション能力の向上につながると考えます。
※ここでいう「本」とは知識を広げる実用書や説明書類のものではなく、複数の登場人物が登場するような小説や物語、随筆などを想定していますが。
ただ、そんな教科書みたいな答えを言って(*´з`) とお思いかもしれません。
でも「相手の意図を読む力」を養えるとしたら、すごいことだと思いませんか?
人間関係がうまくいっている人。
仕事ができる人。
人から信頼される人。
というのは、コミュニケーション能力が高い人、つまり「相手の意図を読む力」、相手が何を考え、感じているのか想像する力に長けている人ではないでしょうか?
想像する力 と、書きましたが。
よく国語の問題でも「この時の主人公の心情を答えなさい」なんていう問題がありますが、その時よくある反応として、
「主人公の心情なんて主人公にしか分からないじゃん」というもの。
確かに。(*´ω`*)
本当の気持ちなんて本人にしか分かりません。国語の問題の場合はテクニック的なこともありますが、リアルな日常においては、それではコミュニケーションを取ることなく、その人との関係がそこで終了~ になってしまいます。
そこで、相手はなぜそのように行動したのだろう、どんな風に考えたのだろう、相手の育った環境は考え方にどんな影響を与えているだろう、自分は相手を誤解しているだろうか、、、、etc..
そう、想像力が必要なのです。もちろん、妄想を膨らませて相手を誤解することがないよう、相手の話を聞く、ということも大切ですが。
少なくとも想像することによって、相手の痛みが分かる人、相手が傷つくようなことを言わないようにしよう、という気持ちが働くと思うのです。そして、本を読むことよって、自分とは違う考え方があることも知ることができます。
因みに国語の問題も問題出題者の側になって考え、出題者の意図を読む、という観点では「意図を読む力」は必要です。
次回本を読むとき...
登場人物はどんな風に考え、感じているのだろう、(直接の言動だけでなく、情景や天気等から読み取れる場合もある)
なぜ、そのように行動したのだろう、一番の動機は何だろう、
自分はここから何を学んだだろう、
筆者はどう感じているのだろう、
、、、等、考えながら読んでみるのはいかがでしょうか(^^♪
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