全然“勉強”しない!?アメリカの小学校の学校生活
随分昔の話になるのですが、、、本日は小学校生活の思い出についてお話しようと思います。州によっても教育制度やカルキュラムはかなり違うので一つの実体験のお話として
「そんな学校もあるんだ、おもしろいね(^^)v」
とか
「同じ帰国子女としてはマジ共感!!」
みたいな感じで思ってもらえたら嬉しいな(^^♪
さて、時はクラブ活動のようなものが始まる小3、あるいは4年生頃だったと思います。放課後に活動して参加するようなクラブもあったのですが、何と普通の授業中に“レッスン”と呼ばれるカルチャー教室?のような習い事のような時間がありました。
でも繰り返しになりますがそれは授業中に開催されるのです。レッスンの先生も外部から招かれた割と本格的なものでした。レッスンの種類も楽器やコーラスなど、本当に「ザ・習い事」という感じ。
あっ、ちなみに私はフルートのレッスンを受講することにしました。
授業の時間割とは無関係に進むフルートレッスン
フルートのレッスンは毎週水曜日の10時からだったと記憶しています。でも、何度も言いますが、ふっつうーに授業中なんです。ある時は国語、ある時は算数の真っ只中にレッスンを選択した人だけが教室から離脱していきます。それもレッスンごとに開催される時間も曜日もバラバラ。
日本の教室に置き換えると、もうカオスというか
「えっ、ただの学級崩壊やん・・・」
という感じ。レッスンは受講時間が被っていなければ何個でも受講可能だったので、クラスメートの中には毎日のように授業を抜ける子も・・・
私も結果的にフルートレッスンとアートクラブとバレーボール部に所属していました (笑)
? 授業抜けてて聞いてなかった部分はどうするかって?
何と自己責任 (笑)
ある意味アメリカらしいですよね。レッスンを受けるかどうかも強制されないし、1人1つしか受講できないという制限もありません。ただ受講することを決めたからには授業についていくための努力は自分でしなさい、ということです。
授業を聞いていて怒られる
その時に印象に残っているエピソードがあって、、、
ちょうどその時はフルートのレッスンの時間が算数の時間でした。私は算数が非常に苦手だったこともあり、キリのいいところまで授業を聞いてからレッスンに行こうと思ったのですが、何だかグループワークみたいな状況で抜けにくいこともあり、そのままずるずると授業を最後まで受けてしまったのです!
今から行っても中途半端だから今日はやめておこう、そう思って1日を過ごしていたのですが、、、
何と担任の先生に呼び出されました。(;´Д`A “`汗
何を言われたかというと、、、
「自分でレッスンを受けると決めたからには責任を持ってやりなさい。すっぽかすみたいなことをしてはダメ。フルートの先生にも失礼でしょ。時計見て自分で動きなさい」
ということでした。 何か衝撃!!
と感じた瞬間でした。ただ真面目に授業を受けてただけなのに・・・
授業よりもフルート優先・・・ 学びって何だろう?勉強って何だろう?と思う瞬間でもありました。
授業をただ受け身で聞くということよりも、自分で分からない部分を調べたり、責任感を持って物事に取り組んだり、そのために外部の先生や友達とも良くコミュニケーションを取ったり、、、そうしたことを身につけさせたかったのでしょう。
そうなるともはや学力ではなく人間性ですよね。
教育にも色々な形があると実感させられた瞬間でした。
引き続きこんなおもしろい⁉エピソードをご紹介できたらと思います。
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